圧力鍋の「サイズ」についてお話しましょう。

圧力鍋の大きさは、『リットル』であらわされます。
家庭用として販売されているものは、
小さいものだと、2.5リットルから、大きいもので、6リットル。
(業務用などになると、30リットルなどというものもありますが…
それは管轄外ということで…)

では、この2.5リットルとか、6リットルって何かというとー

圧力鍋の大きさの表記に使われるのは、
お鍋に水を入れて、ギリギリいっぱい入る量。
つまり、「満水容量」のリットル数なのです。
これが、2.5リットルだったり、3リットルだったり。
4リットルだったり、6リットルだったりするわけです。

圧力鍋に限らず、鍋の容量は「満水容量」で表示されます。
これは、「家庭用品品質表示法」で定められているのです。


(消費者庁のHPより)
縁までの容量(本体に水を入れて、水が溢れた際に残った量)を
リットル単位で表示する(許容範囲は、容量を表す数値の±5%以内)。

しかーし!
圧力鍋の場合、実際に調理できる量は、この満水容量ではありません。


実際に調理できる量は、鍋の深さの「2/3」のところまで
(2015年以降、製品審査の基準に表示することが追加されたので、
それ以降に販売された圧力鍋には鍋の内部に表示されています)


製品によって、「最大調理量」だったり「MAX」だったり「2/3」だったりします。


ということは、実際に調理できる量となると、
・2.5リットルの圧力鍋の場合   1.66666…リットル
・3.0リットルの圧力鍋の場合   2.0リットル
・6.0リットルの圧力鍋の場合   4.0リットル


ちなみに、豆類を調理するときは、最大調理量が変わり、
鍋の深さの1/3以下と決められています。

鍋の側面に印で
「1/3」だったり「まめ最大」だったり、
「Beans level」だったりいろいろです。
圧力鍋なら、お豆が早く茹でられるから、一度にたくさん!と思っても、
この1/3のラインを越えての調理はできません!!!

ということは、
・2.5リットルの圧力鍋の場合   0.8333…リットル
・3.0リットルの圧力鍋の場合   1.0リットル
・6.0リットルの圧力鍋の場合   2.0リットル

これは、お豆だけじゃなく、
煮汁やそのほかの食材を加えての最大量なので、ご注意くださいね。

ギリギリだけど、1/3を超えないように!

圧力鍋の表示サイズ(満水容量)と、実際に調理できる量は、違うってこと、
覚えておいてくださいね。