圧力鍋を選ぶ時、どのメーカーがいいかという事ももちろん大切ですが、
日本国内で買うなら、気にしてもらいたいポイントをお伝えします。

それは、

SGマークとPSCマークのシールが貼られていること。

PSCマーク(写真左)と、SGマーク(写真右)

PSCマークは、消費生活用特定製品として届け出がされている製品に付けられます。
圧力鍋は、このマークがないと販売できません。

※容量が10リットル以下、ゲージ圧が9.8kpa以上で設計されているものに限定されます
ゲージ圧の9.8kpaって、めっちゃ低いからね、
一般的な圧力鍋として売られてるものはすべて9.8kpa以上です。電子レンジ用のものも含まれます。
ちなみに、一般的な圧力鍋のゲージ圧は、50kpa~146kpaです

「消費生活用特定製品」とは、使い方を誤ると重大な事故につながる恐れがあるもの。
安全に使えるように厳しい基準を設けており、その基準に合格したものにつけられるマークです。
(日本の規格なので、海外で購入する場合には、ついてないですけどね)

続いて

SGマーク
これは、製品安全協会の厳しい基準をクリアした製品につけられます。

製品安全協会の基準って、本当に多岐にわたります。

この基準は、定期的に見直しされていて、
厳しい審査基準に適合した製品だけに付けられます。

例えば、鍋の内側に「最大調理量」と「豆最大調理量」の印が義務付けられたのは、
2015年の基準改定以降。だから、それ以前に購入された圧力鍋の場合は、印が入っていないことがあります。

このマークは、安全な製品であることの証明であることに加えて、
万が一製品の不具合などで事故などがあった場合は、消費者保護の立場から、
賠償措置が実施されます。

つまり、

正しい使い方をしていて、何か損害を負った場合には、
賠償措置がある。ということ。

あくまでも、正しい使い方をしていて、というのがポイント。

マークが付いている製品でも、
使い方を間違うと、危険につながることがあります。

だから、きちんと取扱説明書を読んでね!

ってことに、最後は行き着いてしまうのですが…

結論。

日本国内で、新たに圧力鍋を購入する場合は、

必ず、PSCマークSGマークが付いていることを確認してくださいね。

ふたに貼られています

これがついているメーカーは、きちんと基準をクリアしているので、安心です。

ちなみに、シールはふたに貼られていますが、
耐熱のシールですので、貼ったまま使用してOKです。
シールを剥がして、紛失してしまうと、万が一の時に賠償がうけられない場合もありますので、
ご注意くださいね。

シールといえばもう一種類。
こういうシールがついている製品もあります。

基準認定品のシール

こちらは、

圧力なべ協議会に加入しているメーカーの製品に付いてます。
このシールの有無は、直接、品質に影響するものではありません。
念のため、お伝えしておきます。