自動メニュー(オートキー)というのは、
「ごはん」「カレー」「肉じゃが」など、
あらかじめ、その料理に最適な加圧時間がセットされているもの。
スイッチを押せば、加圧時間などを細かく設定しなくても
自動で加圧時間を設定してくれます。
いちいちタイマーをセットする必要すらないので、とっても便利!
まさに、炊飯器のスイッチを入れるくらいの簡単さで、
圧力鍋のお料理が作れるのです。
自動メニューは、
・ごはん
・玄米
・肉じゃが
・カレー
などの基本メニューが中心です。
これ、メニューごとに何が違うかというとー
実は、ほとんどの製品で、「加圧時間の設定」をメニューごとに変えているだけなのです。
(一部、メーカーや機種によっては、それ以外の細かい調整をしているものもあります)
ですから、付属のレシピ本で、自動メニューの番号が掲載されているものは、
「基本メニューの◯◯と同じ加圧時間でできますよ」という意味なのです。
通常の圧力鍋に慣れている方の場合は、
「このお料理は◯分だな。でも、今日は小さく切ったからいつもよりも加圧時間を短くしよう。」
とか、
「作ってから食べるまでに時間があるから、余熱時間も考慮して加圧は短めで大丈夫。」
とか、その時の状況に合わせて加圧時間を調整したい方は、
自動メニューよりも手動で合わせる方が便利に感じるかも知れません。
ですから、このタイプの人は、自動メニューは必須ではないと思います。
例えていうなら、電子レンジで料理を温める時、
「自動温め」を使わずに、
「この量だから、◯wで◯分。」と、自分で設定するような感じです。
・いちいち、加圧時間を設定するのが面倒
・多少の煮崩れなどは、気にしないタイプ
という方には、自動メニューがあるものをお勧めします。
反対に
・自分なりに使いこなして、幅広い料理に使いたい!
・鍋任せにするのではなく、その時々で加圧時間を調整したい
という方は、自動メニューは必須の項目ではないということになります。
ご自分がどちらのタイプかで、選ぶ時の参考にしてみてくださいね。
また、圧力値に関しては、
・一定(一種類)の圧力で調理するもの
・高圧・低圧を選べるもの
・何段階にも細かく段階的に調整できるもの
と、色々ありますが、
個人的には、高圧・低圧の切り替え程度で、あまりにも細かな微調整は必要ないと思います。
圧力が細かく設定できるというのは、一見便利そうで、機能的に優れているように感じるかもしれません。
でも、細かく操作できるということは、それだけ、複雑ということになりますので、
選ぶ際は注意してください。
(もちろん、微調整を全て使いこなせれば、本当に幅広い料理に使えるので、便利なのですが、なかなか難しいです)
また、製品によっては、オートキーではなく、スマホなどとリンクして、
本当に多彩なメニューを作れるものもあります。
専用のアプリなどで、どんどんメニューが増えていくのは、
レパートリーがマンネリ気味でおなやみの方には、嬉しい機能かも知れません。
電機圧力鍋は、本当に多彩な機能を持ったものも多く、
購入するときには、悩んでしまいますが、
それぞれのライフスタイルの中で、どんなふうに使いたいか、何を作りたいか、
電機圧力鍋を取り入れることで、どうなりたいか。をしっかりと考えて、
生活にあったものをお選びくださいね。