電気圧力鍋は、「電気を使って、スイッチひとつで圧力調理ができる鍋」
ですが、その機能だけにとどまらず、その他の機能を兼ね備えたものもあります。
例えば
・低温調理
・発酵調理
・無水調理
などがあります。
低温調理は、おおよそ60〜90度の低温で調理する、「スロークッカー」のようなものです。
例えば、高温で火入れすると硬くなりがちな、ローストビーフやサラダチキンなどを、
低温で調理することにより、しっとりと仕上げます。
発酵調理は、30〜50度くらいの、発酵に適した温度を保つので、
自家製の塩麹や醤油麹、甘酒やヨーグルト、パン生地の発酵などにも使えます。
無水調理は、食材の水分だけで調理することができます。
例えばカレーや白菜のミルフィーユ鍋など、水を入れずに素材からのおいしさを
存分に生かした料理が作れます。
どれも魅力的なメニューですね。
ただ、これらのメニューは、通常の圧力調理にくらべると、
調理時間が長くなります。
特に長いものだと、甘酒を作るのに、10時間近くかかるものもあります。
電気圧力鍋だけでなく、1台で何役にも使えることを期待するなら、
このような機能はとても便利です。
しかし、電気圧力鍋として使いたい!という場合は、
その他の機能が増えれば増えるほど、操作が複雑になりますので、
必要かどうかはしっかりと見極めてくださいね。