電機圧力鍋で、機種によってはついている「予約調理」
これは、まさに炊飯器の予約機能のようなもの。
セットしておけば、予定時刻には調理が出来上がっている
まさに、夢のような機能ですが、
どんな料理でも予約できるわけではありません。
・予約調理できるメニューは、「オートキー」のメニューのみ
・予約調理は、炊飯(おかゆ)のみ
・予約調理には対応していない
など、予約調理は、メーカーや製品によって、対応が異なります。
電気圧力鍋の予約調理は、米と水だけをセットする炊飯器と違い、
生の肉や魚などの食材を使用することがあります。
そのため、予約調理の際には、生の食材が傷まないように、配慮する必要があります。
なぜなら、生の肉や魚を使うメニューを、長時間の「予約」で準備すると、
調理スタートまでの待機中に、食材が傷んでしまうという危険があるからです。
電気圧力鍋の中には、この弱点を独自の方法で解消する製品もあります。
予約調理を設定すると、
・あらかじめ調理して、腐敗の心配がない温度で保存し、予約時間前に、再度食べごろの温度まで温める
・食材を、一旦傷まない温度まで上げて、その温度をキープしたまま、予約時間に仕上がるように調理する
など、対応をとっているのです。
これなら、安心して予約調理ができそうですね。
このような製品の場合は、予約時間までの間も保温されている状態になるので、電気代がかかります
また、カレーやシチューの場合は予約調理できるのは、ルウを入れる前までですので、
(ルウを入れての加圧調理はできません)
予約調理していても、帰ってから仕上げにルウを加えるなどの工程が必要なメニューもあります。
電気圧力鍋の予約調理は、必ず取説をみて、対応可能かどうか、
どのようなメニューで対応できるのかを事前にしっかり調べてからお使いください。
(取説を読むのが面倒という方には、あまりお勧めしません)
例えば、食材を全て切って冷蔵庫に保存しておき、
家に帰ったらすぐ電気圧力鍋に入れてスイッチを押すだけ!という状態にしておくなど、
工夫すれば、予約機能がなくても、便利に使えます。
ライフスタイルに合わせて、必要かどうか見極めてくださいね。